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アセットファイナンス(Asset Finance)


アセットファイナンス(Asset Finance)とは、
を意味します。

わかりやすく訳すると、資産の担保価値を利用した資金調達と言うことになります。

通常、資産と言われると不動産をイメージされると思います。この不動産の担保価値を利用して資金調達を行うことが考えられます。また、不動産のキャッシュフロー(お金の流れ)を利用した資金調達も可能となります。

例えば、不動産がオフィスビルだった場合に、一年間の賃料収入を担保とし、これに見合う資金を調達することが可能となります。借入を行うわけではないので、利息の支払いなどは生じません。
負債も増えないので、バランスシート(貸借対照表・会社の成績表)上もスッキリします。

担保価値を有するのは、不動産だけではありません。企業の売掛債権なども資産としての価値を有しています。企業では、取引により生ずる売掛債権をも利用して資金調達をすることが可能です。

例えば、A社がB社に対して売掛債権を有している場合にこの債権を利用したファイナンス(資金調達)の方法を考察してみます。 通常は、債権には支払い期日が設定されています。ただし、期日に確実に支払ってもらえる保証はありません。また、A社に資金が必要となった場合に、めぼしい担保が無い状況なども考えられます。

この場合に、B社に対する債権をファクタリング会社(債権を買い取る会社)に売却します。これにより、A社は債権を現金に変換できます。通常は、回収不可能(貸倒れ)などのリスクを考慮して、割引して売却します。Aは当然、回収不可能などのリスクを負いません。債権を確実に回収することができます。リスク回避と同時に資金を確保できます。手形割引と同じような効果を得ることができます。

上記以外にも、証券化したり、SPC(特別目的会社)を利用するなどの多種多様な手法があります。これらを複数組合せて利用することも可能であると考えられます。

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