TOPページ> リスクマネジメント

リスクマネジメント

はじめに
企業においては、様々なリスクが存在します。このリスクは、必ず何らかの原因が存在し、結果として発生します。そこで、原因をしっかりと認識することで予期せぬ(予期した)結果を回避することが企業存続において最重要課題と言えます。

日々の業務においては、事態な常に変動しています。ある一点において十分に回避できたとしても、現在において十分に回避できるとは限りません。危機管理(リスクマネジメント)は、常に正解がありません。

完璧に危機管理を行ったとしても、全ての危機を回避することは不可能です。ただし、事態を想定することによって対処することは可能となります。このように常にリスクを感じることにより、予期せぬ結果を招かないように予防することが可能となります。

▼リスクの種類  ▼危機回避策(対応策) ▼リスク回避デューデリジェンス 
▼結びにかえて(当事務所の関わり)

リスクの種類

一概に、リスクと言っても種類が異なります。危機の発生する確率なども大きく異なります。

1. 人的な要因

経営者の事故
経営者も人間なので、死亡したり、病気になったりします。かかる場合に、経営上の業務執行に支障が発生する可能性があります。

人材の流失
会社にとっての重要人物の流失も考えられます。他社への引き抜きや、独立などの問題が考えられます。

買収・乗っ取り
相続などが原因で乗っ取りが行われる危機も現実に存在します。いわゆる、相続クーデターです。

従業員の作為要因
個人情報・企業の機密情報などが人的要因により流失する可能性もあります。かかる場合の社会的な信用の喪失につながります。

2. 対外的な要因

取引先などの問題
取引先が倒産した場合などは債権を回収することができなくなる可能性があります。

法務的な問題
ある日突然、訴えられる可能性もゼロではありません。また特許権・著作権などの問題など法務的な問題が生じる可能性もあります。

3. その他

大災害などの自然的要因によるリスク、資金的なリスク、労務問題リスクなどがあります。

手続き上の注意点

上記のように、考えはじめると危機だらけになってしまいます。ただ、発生する確率を考えると、全てが同確率で発生するものではありません。自然的要因によるリスクと、経営者の死亡などの発生確率は異なります。

そこで、発生確率が高いと思われるリスク・発生すると損失額が大きいと思われる要因から回避の為の対策を実施することが重要です。この回避の対策は、法律改正や状況変化などにより見直しを行い、常に最新の法律・状況に対応することも大切です。コンピュータウィルス対策ソフトも常に最新に更新されます。古いバージョンでは新しい種類のウィルスに対応できません。企業危機管理においても同じことです。

リスク回避デューデリジェンス

将来発生する可能性があるリスクを事前に洗い出して、現時点で行うことができる対策を検討することが、リスク回避デューデリジェンス(危機監査)です。 例えば、取引先から入金が遅れているような場合には、契約書において、債権回収の為の条項を組み入れたり、担保権を設定したりします。

事業承継(会社相続)を考える場合には、遺言や遺留分、相続乗っ取り(クーデター)防止の為の方策を導入するなど行います。

当事務所の関わり

リスクマネジメント(危機回避)は、予防法務において重要な位置付けです。自然的要因については、発生自体を防ぐことは不可能ですが、それ以外の要因においては、発生を防ぐ対処を行うことは可能です。当事務所は、法的な観点からリスク回避を目的としたアドレス・対策導入に関する助言を得意としています。

リスク結果が発生して、大きな損害額(損害金)が生じるよりも、予防法務に必要な経費の方がはるかに低く抑えられます。会社を守ることは、働く従業員、その家族を守ることになります。平時に対策を実施するのは、企業経営者として必要であると確信しています。 対応策には、種類があり個々の状況により異なります。先ずはお問い合わせください。リスク回避のお手伝いを致します。

↑上へ